2013年11月7日木曜日

DMM3Dプリントサービス

こんにちは
3Dプリントサービスというものを皆様ご存知でしょうか
3DCGデータを立体造形するプリンターでデータを実物に起こすテクノロジーです。

先日それを使ってオリジナルフィギュアを製作、出品をいたしまして、今回はその紹介をします。

「DMM3Dプリントサービス」

フィギュア・のろいの人形もちこちゃん

http://make.dmm.com/


今回は最近できて新しいDMMが運営する3Dプリントサービスを利用しました。
CMでもやってるやつですね。

●出力に関して
前まで高額であまりなじみのなかった3Dプリントですが
こちらは今までより価格帯が比較的低く、安価で出力できます。

今回はサイズ14センチメートル、素材は最初から色が付いているカラー石膏で
発注しました。その完成品がこちらです






ちゃんとフィギュアになっています
14センチはかなりの存在感で机に置くと物として実感できます。

3DCGはどこまでいってもデータだったのでそれがいざ立体になるとやはり感動します
ちなみに出力費用は6500円でした。このサイズで6500円はやすいんですよ。

入稿についてですが、元々3Dプリントは初めてだったので専門知識が乏しく、
3Dプリントにはかなり綺麗なデータが必要なようで、今回下記のような壁に衝突しました


●3Dモデル最適化の際直面した問題

・複雑に重なっているポリゴンのエラーの回避
単純なめり込みなどは問題ないようですが、3つ4つ複雑に面が重なっているとあまりよくないようです。

あっちからきたエラーチェックバック↑

>今回アップロードいただいたモデルのエラー箇所です
>中に面が複数重なった箇所があり
>このため造形できないものです

・閉じられていないポリゴンの統合
ポリゴン穴、片面しかないポリゴンなどそれらは開いた形状とみなれさチェックバックでエラーとされます。全部バッチリ閉じた形状にしなければならないようです。

・出力したフィギュアを自立させるための土台
CG上では立って見えますが実際出力したフィギュアが自立できるかはわかりません。
重心のずれで倒れてしまわないようフィギュアは台座を作るべきのようです

・コスト削減のための中抜き処理
一度出力可能なデータまでできたのですが、コスト的に少し高額になってしまったため、
中を空洞にする中抜きをしてみてはどうかとあちらからアイデアを頂き、挑戦してみました。
こちらはかなり難しい作業でしたが出力費用は半分ほどになりました

・最終出力の際必要な厚み最低2mmの確保
丈夫さを確保するため石膏フルカラーの場合最終出力品には最低2mmの厚みが必要で
それは最終出力品のサイズによって変動し出力価格に直結する難しい規約でした。
今回のフィギュアのサイズも2mm以下ギリギリの部分もあります。

です。
上記のように3Dプリントに向けてのデータの最適化はかなり繊細で形状に比例して
どんどん困難になっていく印象を受けました。今回のキャラは形状は単純ですが
服に部品や小物が含まれ、それによってかなりわずらわしい調整が増えたと感じました。
服など着ていないシンプルなキャラなら最適化は容易だとおもわれます。

それでは順を辿って納品までの調整をご紹介いたします。
今回アプローチがトライ&エラーの連続でまとまりがないため伝わりにくい部分もあります。
ご了承ください。
最適化にはZbrushを用いました。

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●最適化の手順(Zbrush)

まず、こちらのキャラクターもち子ちゃんを初期段階の状態から3Dプリントに向けて最適化を行っていこうと思います。



もちこちゃんはもともと漫画用のキャラクターで、スカートの中や袖の奥はつくっておらず、最終的に2D処理で黒くつぶしてしまう想定なのですべて空洞になってしまっています。3Dプリントではこれがまずダメで、すべて穴のない閉じられたポリゴンでなくてはなりません。つまりこの裏面のない衣服は3Dプリンタからするとそもそも半分以上が穴ということです。

それに加えて複雑な重なりがあります。カバンの中は実際に空洞になっておりそれと衣服、肌が複雑に重なることによって中に密室の空洞ができてしまいます。これはエラーとして吐き出されてしまうためこれも修正します。

もちろん随所随所の修正でも可能なのですが、今回は修正点があまりにも多いため衣服小物込みですべてを一体化し、綺麗な1つのモデルにするほうが早いと判断し、そのアプローチで進行しました。あちらとのやり取りも単純なほどやりやすいので、、、

穴という穴を他のポリゴンなどを持ってきて埋める埋める
袖もコートの下もすべて埋めていきます。
ボタンやポケットなども接合部に隙間ができないよう詰めて詰めて
そしてカバンの紐の根元の部分に空洞ができてしまうと規定の厚み最低2mmという条件に触発してしまうためそこも1つの塊のようになるよう埋めていきます。もはや粘土の作業です。
そして最後にZbrushのDynameshと呼ばれる機能で色を保持したまま統合を行います。




すると
遠目のディティールは変わっていませんが部品は25個→1個になりました。
そして最後にポリゴンの流れをある程度綺麗にしたいので続けて
Zremesherでポリゴンをある程度綺麗にしたあと、元のモデルへproject all機能で
ディティールを転写し、Dynameshで出るごみを取り除きます。
これで重なりのまったくない綺麗に最適化されたモデルになりました!!!
それに自立のための台座を足して(ここはシンプルなので足にめり込ませます)
これでようやく出力可能になりました!!!


●書き出し、対応する形式

Zbrushの 3d print exporterで実寸を指定し、書き出します。
DMMではテクスチャカラー、頂点カラーどちらにも対応しており、
今回はZBrushから頂点カラーを保持したVRMLという形式で入稿します。



これでアップロードを行いDMMのデータチェックでOKが出れば出力可能となります。
しかしここでなぜか

2013年7月13日土曜日

EXバトルブースト「キュウコン」

こんにちは
ポケモンカードリリースのご報告です。

今回は
7/13発売のコンセプトパック「EXバトルブースト」に収録されております
「キュウコン」担当させていただきました



© 2012 Pokémon. © 1995-2012 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. TM and ® are trademarks of Nintendo, Creatures Inc.and GAME FREAK inc.

絵のように見えますが3DCG作品になります。
今回は作家性やオリジナリティをだしてもいいというお話でいただきましたので
前に使ったzbrushでアメコミトゥーン調にコンポジットする手法の
応用でこのような油彩のようなテイストにしてみました。

ポケモンカードですがこれからしばらくはリリースありません。
1年ほどです。それでは

2013年6月19日水曜日

Iphoneカバーをつくりました

こんにちは。
ケータイを先日アイフォンにしました。
その折カバーを作りました

ロリポップメランコリ~ アイフォン5 カバ~





入稿は印刷会社のgraphic様を利用しました。
右のものは曲面印刷と呼ばれるもので光沢のある加工といい発色で本当に商品
レベルのクオリティに仕上がりましたですが傷がとてもつきやすくそれがネックです。

左のものはインクジェット印刷で裏面のみのプリントです。
比べてみるとわかるとおり色は少しくすんでしまいますが傷がつきにくく
品質も十分なものです。

右は入稿データに結構近いですが左で入稿する場合は少し彩度高めで作っておくなど
カラーマネージメント的なことが必要になってくるかもしれませんね。

そしてなによりこれが思ったよりリーズナブルで、
右の曲面印刷は1個3000円、左は1個1800でした。数を出すと半額くらいまで値段が落ちます。
また、1点から注文できるのがうれしいですね。
試行錯誤が可能です。

みなさんも作ってみてはどうでしょうか。

グラフィック

メイキング

c4dからパスを出してコンポしました。
まずzbrushでポージング



C4Dでパス出し




フォトショでコンポ





出揃った素材を使ってgraphicから落とした入稿用イラレテンプレートにあわせてレイアウト



入稿。こんな感じです。
では

2013年5月31日金曜日

C4D × Perfume BVH

こんにちは



C4D × Perfume BVH from SatoshiShirai on Vimeo.









C4DでMograph勉強してました。
チュートリアルをいろいろとこなしたので練習に映像を作ってみました。
公開されているPerfumeのモーションデータを使用しています。

音とあわせる機能や衝突の判定やささやかな物理演算など
C4Dbroadcastの制約のなかでできる限りやってみました。
ネットに転がってるチュートリアルの集合体のようになってしまいましたがご覧ください。

BVHの出所↓
+Perfume global site project

2013年4月30日火曜日

C4D CGイラスト「剣士プリンツェル」

5ヶ月ほど前Cinema4Dbroadcastを購入しました

「剣士プリンツェル」


Prinezel by ~kaichooo on deviantART

ラプンツェル見てインスピレーション受けて作りました。
モデリングはmodoとzbrush、テクスチャとレンダリングにzbrushとC4Dを使っています。





今回普段のアプローチのほかにテクスチャ製作にzbrushプラグインの「matcap baker」を使ってみました。
通常ディティールを色に反映するのはAOベイクやキャビティを出力するなどありますがこの
「matcap baker」はzbrush内での質感を色に反映させて出力することが出来ます。
ですが出力後はあまり編集しづらくなるので今回は白いベースや黒いベースカラーに質感のみを
焼きこみ、後でC4Dbodypaint内で最終ルックを確認しつつ色の上に乗せていきました。

C4Dbodypaint
bodypaintはC4Dに搭載されているペイントツールで、photoshopの基本的な機能、レイヤーを保持したままのpsdの読み込みなどができるなかなか優秀な機能です。
なにより、最終的な出力をC4Dでやるのでテクスチャ修正後に1クリックで確認できるのはやはり多きかったですね。ただ欠点があり、mudboxやzbrush、3dcoatのように左右対称に塗る機能がないのでやはり不便ですね。
それでは

WIP画像↓











2013年4月24日水曜日

「映像作家100人」にささやかに載りました

こんにちは。
4/23発売の
「映像作家100人 2013 JAPANESE MOTION GRAPHIC CREATORS 2013」
のp21に大学の紹介作品として実写合成作品「RETRO NA MAHOU」が掲載されました



映像作家100人 2013 JAPANESE MOTION GRAPHIC CREATORS 2013

数々のトップクリエイターのかたがたが載る雑誌にこういう形でもご一緒できるのはとても
うれしいですね。ご報告でした。

2013年3月15日金曜日

ポケモンカードリリース「カメックス」

こんにちは
ポケモンカードリリースのご報告です。
今回は3/15日発売の

最強爆流コンボデッキ60 カメックス+キュレムEX

に収録されております「カメックス」を担当させていただきました!!





© 2012 Pokémon. © 1995-2012 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. TM and ® are trademarks of Nintendo, Creatures Inc.and GAME FREAK inc.



拡張パック「コールドフレア」でも担当させていただいたカメックスですが
今回は演出面も大胆に作らせていただき、よりいっそうかっこよく仕上がってます!
今回はデッキ商品なので購入すれば3枚!必ず入っているので是非買ってくださいね

特集記事にも載ってます!

『最強爆流コンボデッキ60 カメックス+キュレムEX』

テレビCMにも映ってます(最後3秒ほど)



自分の手がけた物がテレビに映るなんて感動です